台風上陸の予報にも関わらず今日は「第24回、目黒のさんま祭り」の日でした。
毎年、宮城県の宮古港から直送のさんまを振る舞っていましたが、今年はさんまは漁獲量が大幅に減っていることもあって、初めて冷凍保存されたさんまで対応したようです。付け合せの大根おろしは「栃木県那須塩原市産」と変わらず。
天候は台風の大打撃は受けずに予定通り、炭火焼きで焼かれた7000匹のさんまを振る舞う恒例のスタイルで実施されました。万一、大雨だった場合は生さんまを振る舞う予定だったみたいです。
目黒のさんま
なんで海とは無縁の目黒でさんま祭りなのか?
実際に目黒でさんまが捕れることも無く、名産品ということでもが無いですが、落語の噺「目黒のさんま」が祭りの発祥となっているようです。
ザックリした内容は、
鷹狩に行った殿様が目黒付近で昼食を摂ろうと思ったが、従者が弁当を忘れたことで庶民が食しているさんまを口にしたら美味かったが、後に家臣が調理した高級なさんまは不味く、殿様曰く「さんまは目黒に限る」と断言したという笑い話。
お時間があれば落語「目黒のさんま」をお楽しみ下さい。
2つの「目黒のさんま祭り」
今日(2019/09/08)の「目黒のさんま祭り」は、山手線の内側である住所で言えば品川区上大崎の目黒駅前商店街がが自費で主催をしている恒例行事ですが、2019/09/15にも「目黒のさんま祭」が開催されます。
09/15の「目黒のさんま祭」は、目黒区民まつり実行委員会が主催で、目黒区の教育委員会が後援となる「目黒SUNまつり」に一部として毎年開催されてます。
日本全国で「さんま祭り」
この目黒のさんま祭りがイベントとして成功したことで、さんまの水揚げ地の多くでも独自のさんま祭りが開催されるようになって、日本全国のあちこちで開催されているとのこと。
ちなみに、恵比寿で「となりの恵比寿のサンマ祭り」という名称で実施されたり、東京タワーでも三陸のさんまで「東京タワーさんま祭り」が開催されるようになってます。
ちなみに、目黒のさんま祭りで「焼きさんま」を頂くには2-3時間の行列に並ばないとならないですが、一生に一回くらいは行ってみたいと思ってます(笑)